「手」と、先生。 [思い出]
高校2年の時。
学校に殆ど行ってませんでした。
選択で美術をとってて。
3学期。
美術の先生、
「にゃご~、このまんまじゃ成績の評価できねぇから粘土でなんか作って持ってこい」って。
で、作りました。
「手」 1987 (底?にマジックで書いてありました その他 学年・組・番号・名前)
16歳のときの。
黄色い線などは、後から付けて遊んでみました。(留年時代)
その学期の評価0~9の評価で美術は 9 でした。
とっても下手な「手」ですが、提出したことに評価をくれたのでしょう。
2回目の留年の時、この先生が担任でした。
母と何回か面談してて。
「にゃごの前に作ったペーパーナイフ、あれはすごかったです」と評価してくれて。
(鳥をモチーフにして、くちばしをナイフにしました)
ただ、母としては家の仕事を継がせたかったらしく。
先生「芸術で飯を食ってくのは大変ですから」と母に言ったんですって。
まぁ、この年も留年して。
先生、母に土下座して「申し訳ありません」って謝ったんですって。
先生、私の事、認めてくれてた一人でした。
私が高校を中退した後、
先生「絵、観に行かないか」って。
上野の都美だったな。
日本画を観に行きました。
その後、小料理屋で飲んで。
先生「俺、フランスに公費留学したんだよな~」って。
先生、今はもう、いません。
2020/02/07