小説家。 [思い出]
私が20代の頃。
ある文学のスクールで。
小説を書いてる女性と出会いました。
私より一回り上の干支で。
髪の毛は長くって。
私より背が高くって。
細くって。
「パティ・スミス みたいだな」って。
酒が好きみたいで。
スクールの後の宴会で楽しそうに飲んでました。
或る日、「にゃごくん、〇〇くんと三人で交換絵日記やらない?」って。
しばらく交換絵日記をしてました。
女性の書いた小説に私の名前のついた登場人物がいました。
その登場人物に、女性「にゃごくんはあれより優しいよね」って。
それから何年も経って。
結社の記念パーティーがあって。
私、三次会まで参加して。
大崎駅でみなと別れるれる時。
女性「にゃごくん、いいにおいがする」って。
ハグされました。
女性、純文学の新人に与えられる文学賞を受賞してます。